当記事では、2019年10月に30歳でセミリタイアを実現した三菱サラリーマンさんを紹介します。
三菱サラリーマンさんは「給料の8割を投資に回す」という方針で資産運用をしており、「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」というブログを運営する人気ブロガーでもあります。
14歳から為替取引を始め、22歳で日本株、27歳で外国株の投資も開始、そしてなんと30歳で金融資産が7,000万円に到達してセミリタイアを実現させたすごいお方です。数多くいる資産運用ブロガーの中でも僕が最も尊敬している方の1人です。
そんな三菱サラリーマンさんの資産運用や不労所得(配当金)、ブログ運営についてまとめます。
ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」
三菱サラリーマンさんが運営しているのはこちらのブログです。
参考記事
三菱サラリーマンさんの資産運用の考え方、投資している会社の企業分析(主に米国企業)、配当金収入の報告といった内容の記事が書かれています。ブログ開始が2016年10月10日に書かれたこの記事で、その後セミリタイアを実現した2019年10月19日の記事まで740記事ぐらいあるので、3日に2記事ぐらいのペースで書いています。
クオリティを維持しつつこのペースで記事投稿を続けるのは本当にすごいと思います。後ほど紹介する資産運用の方針や節約をやり抜く三菱サラリーマンさんの強い意志の力が感じられます。
ブログのアクセス数と収入はどれぐらい?
三菱サラリーマンさんは配当金収入の金額は毎月公表されていますが、残念ながらブログのアクセス数をアフィリエイト収入については公開していません。
あまり参考になりませんがSimilarWebでアクセス数を調べてみたところ、最近は月20-30万人ぐらいのアクセスがあるようでした。
三菱サラリーマンさんはブログでのアフィリエイトにはあまり積極的ではないようで、Google Adsenseがメインでたまに証券口座のアフィリリンクを貼っているぐらいのようです。
それでも高単価が見込める資産運用の分野でこれだけアクセスが集まっていれば月10万円以上のブログ収入はありそうです。
三菱サラリーマンさんのセミリタイアまでの道のり
まずセミリタイアの定義ですが、三菱サラリーマンさんは以下のように書いています。
「資産や収入源/不労所得を確保し、定年前までに会社を辞め、田舎で菜園を持ったり、海外移住したり、のんびり自分のペースで好きなことをして暮らす」
そして最速でセミリタイアを実現する確実性の高い方法として「①高年収の企業に入る→②可処分所得を増やして株式・ETF買付に回す」をひたすら実践しています。これも詳しくは上記の引用元記事で書かれています。
14歳で為替取引を始め、30歳で金融資産7,000万円でセミリタイアを実現するまでの道のりが全てまとめられているのがこちらの記事です。
三菱サラリーマンさんの資産運用を見てみる
三菱サラリーマンさんの実際のポートフォリオはこちらのカテゴリでまとめられています。
セミリタイア直前の2019年9月のポートフォリオを見てみると、日本株と米国株の高利回り銘柄を中心にかなり資産を分散してポートフォリオを作っているようです。三菱サラリーマンさんは米国株を中心に投資をしてるイメージだったので、思ったよりも日本株への投資が多くて少し意外でした。
分散を図ることをかなり徹底しているようで、「単一銘柄でポートフォリオの10%は上回らない」という明確なルールを設定しているようです。
三菱サラリーマンさんの高配当ポートフォリオの構築方法については以下の記事で書かれていますが、「①銘柄分散が必須→ETF投資がベター、②セクター分散も必要」という注意点を書いています。
結果としてSPYDのような米国高配当株式ETFを主体としつつ、配当利回りが高い日本株やJリートにも投資しているようです。
https://freetonsha.com/2019/08/29/dividend-yield-4-portfolio/
ちなみに僕はかなり景気サイクルを意識していて2020年後半にはリセッションが来ると思っているんですが、三菱サラリーマンさんも以下の記事にあるようにリセッションを意識して投資をしているように感じます。実際、現金を一定程度確保するために、ブラックロックの米ドル建てMMFの積み上げも続けているようです。
三菱サラリーマンさんの配当収入
ここまで説明してきたように、三菱サラリーマンさんはリセッションのリスクも意識しながらも、米国株への投資は長期では報われるという信念のもと、高配当銘柄を中心にグローバルに分散投資をしています。
そして今では金融資産7,000万円を運用し、セミリタイア直前の2019年9月には30万円以上の配当金を得ています。
さすがに9月は通常よりも配当収入が多かったようですが、それでも7,000万円を「税引き後配当利回り4%」を目標に運用されているので、平均すると月20万円ぐらいの配当収入が得られる計算となります。
その他のおすすめ記事
他にも三菱サラリーマンさんの記事でおすすめなものをいくつか紹介しておきます。
三菱サラリーマンさんの徹底した節約生活
三菱サラリーマンさんのすごいところは、明確な投資方針に基づいて分散投資を実践していることももちろんなんですが、徹底した節約で給料の8割を投資に回していることですね。三菱サラリーマンさんは「節約」ではなく「支出の最適化」という言葉を提唱しているようですが笑
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) May 24, 2017
三菱サラリーマンさんの節約術は下の記事でまとめられていますが、給料の8割を投資に回すために行っている節約がどれもすごすぎて、絶対目標を達成しようという意志の強さが感じられます。
投資計画を立てるだけであれば誰でもできると思います。三菱サラリーマンさんが30歳の若さでセミリタイアを実現できた勝因は、投資のやり方よりも「給料の8割を投資に回す」という高い目標をちゃんとやり遂げる実行力にあると感じました。
まとめ
最後に、三菱サラリーマンさんの資産運用のやり方をまとめておきます。
明確な投資方針、それをやり抜く実行力、どれも素晴らしくて本当に尊敬できる方です。30歳セミリタイアを実現してこれからどのような活動をされるのかとても楽しみです。
- ①高年収の企業に入る→②可処分所得を増やして株式・ETF買付に回す(給料の8割を投資)
- 銘柄分散とセクター分散を意識して、単一銘柄でポートフォリオの10%以上持たないようにする。
- SPYDのような米国高配当株式ETFを主体としつつ、配当利回りが高い日本株やJリートにも投資
- 米国の景気後退リスクも意識してブラックロックの米ドル建てMMFを増やしている
- 税引き後配当利回りで4%を目指して高配当株ポートフォリオを作る
- 米国株は①人口増が見込める、②金融システムが強い、③世界最強の軍事力を持つ、ので強気