有名サラリーマン投資家が実践する「株価が大化けする銘柄」の探し方




有名サラリーマン投資家の「株価が大化けする銘柄の探し方」について、実際の事例を簡単に考察しつつ、今後大化けする可能性がある銘柄をスクリーニングしてみようと思います。

弐億貯男さんの「株価が大化けする銘柄」の探し方

有名なサラリーマン投資家である弐億貯男さん(@2okutameo)が、チャーム・ケア(6062)のような「株価が大化けする銘柄」を探す方法についてブログ記事を書いています。

探し方のコンセプトはとてもシンプルです。

  • 増収増益銘柄はすでに株価的に妥当な水準まで買われている銘柄も多い
  • 利益が低迷している銘柄であっても売上高が安定的に伸びている銘柄であれば、今回紹介したチャームケアのように利益があとからついてくるケースがある

ブログ記事「株価が大化けする銘柄の探し方」より引用

まずはチャーム・ケアの事例を簡単に考察してみます。

チャーム・ケア(6062)の業績と株価の動向

チャーム・ケアは東京・大阪・兵庫・京都・奈良で有料老人ホームを展開している会社です。

有料老人ホームは「介護付」「住宅型」「健康型」の3種類に分類されますが、チャーム・ケアは主に「介護付有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」を展開しています。

チャーム・ケアが2012年4月に上場してからの株価の推移は以下の通りです。

上場してから、2016年6月期決算が発表される8月5日まで、株価はずっと低迷していました。この背景には、2015年6月期までの連続減益があります。

チャーム・ケアの過去10年間の売上高・営業利益の推移は以下の通りです。

2011年6月期からずっと10%以上の増収が続いていますが、営業利益は2013年6月期から2015年6月期まで3期連続で減益が続いていました。

まずはチャーム・ケアの過去の業績を振り返ってみましょう。

2013年6月期の決算:新規開設に伴うコスト増で減益トレンドが始まる

2013年6月期の売上高は5,080百万円(前期比15.6%増)、営業利益は603百万円(前期比5.6%減)、営業利益率は11.9%でした。

  • 売上高:京都、神戸、兵庫で新たに3ホーム開設し、運営ホーム数は17ホームとなりました。期中平均入居率も96.2%(前年同期96.0%)と高い水準が維持されています。
  • 営業利益:しかし一方で、新規ホーム開設費用の増加と、2012年4月の介護報酬抑制の改定により、営業利益は減益となりました。

2014年6月期予想については、新規ホームの開設により売上高は5,918百万円(前期比16%増)を見込むものの、新規ホーム開設に伴うコスト増により営業利益は442百万円(前期比27%減)が見込まれていました。

2014年6月期の決算:増収減益トレンドが継続

2014年6月期の売上高は5,811百万円(前期比14.4%増)、営業利益は522百万円(前期比13.3%減)、営業利益率は9.0%でした。

  • 売上高:京都、奈良、兵庫、大阪で新たに4ホーム開設し、運営ホーム数は21ホームとなりました。既存ホームにおける入居率も94.0%(前年同期96.2%)と高い水準が維持されています。
  • 営業利益:しかし一方で、新規ホームの開設費用と本社部門の人員増強に伴う費用増加により、営業利益は減益となりました。

2015年6月期予想については、新規ホームの開設により売上高は7,585百万円(前期比24.0%増)を見込むものの、新規ホーム開設に伴うコスト増により営業利益は280百万円(前期比46.3%減)が見込まれていました。

2015年6月期の決算:東京発進出で減益幅が拡大

2015年6月期の売上高は7,114百万円(前期比22.4%増)、営業利益は113百万円(前期比78.4%減)、営業利益率は1.6%でした。

  • 売上高:東京や兵庫に新たに6ホーム開設し、運営ホーム数は27ホームとなりました。既存ホームにおける入居率も95.2%(前年同期94.0%)と高い水準が維持されています。
  • 営業利益:しかし一方で、2015年6月期も新規ホームの開設費用により減益となりました。加えて、(1)初進出した首都圏の老人ホームで入居率が想定を下回ったこと、(2)2015年4月の介護報酬引き下げ、により期初の会社予想を下振れての着地となりました。

2015年6月期予想は売上高9,190百万円(前期比29.2%増)、営業利益350百万円(前期比209.4%増)と増収増益を見込んでいましたが、株価はその後の1年間も低迷が続きます。

2016年6月期の決算:ポジティブサプライズに株価が反応

2016年6月期の売上高は9,150百万円(前期比28.6%増)、営業利益は443百万円(前期比291.6%増)、営業利益率は4.8%でした。

  • 売上高:東京で新たに3ホーム開設し、運営ホーム数は30ホームとなりました。既存ホームの入居率は前期の95.2%から96.8%まで改善しました。
  • 営業利益:新規ホームの開設が3ホームに留まったため、初期費用が大幅に減少しました。また、人員配置の適正化や業務効率化による費用削減効果もありました。これらの要因が診療報酬改定によるマイナス影響を吸収し、4期ぶりの増収増益となりました。営業利益の実績443百万円は、費用の削減が想定以上に進んだため、期初の想定を上回って着地しました。

2017年6月期の予想は、売上高11,000百万円(前期比20.2%増)、営業利益750百万円(前期比69.3%増)と増収増益が見込まれていました。

2017年6月期は新たに8ホームを開設する予定で、新規開設に伴う初期費用は大幅に増加する見込みです。

しかし、既存ホームの入居率が高い水準を維持しており、首都圏で開設した3ホームも順調に入居が進んでいることから、初期費用の増加を吸収して増収増益が見込まれています。

想定以上の営業利益実績と増益ガイダンスにより、ここから株価の再評価が始まります。

2017年6月期以降の業績:新たな成長局面

チャーム・ケアは2017年6月期から、「利益拡大を伴った成長局面」という新たなステージに入ることになります。

老人ホームの新規開設は2017年6月期から加速して増加しています。

これに伴い初期費用もかかっていますが、過去に開設したホームの収益化が進み、介護事業は増収増益トレンドが続いています。

チャーム・ケアの業績は2017年6月期から明らかに潮目が変わりました。

2013年6月期から2015年6月期までは、老人ホームの新設により売上高は増加していたものの、初期費用の増加と新たに開設したホームの低稼働に苦しみ、減益が続いていました。

2017年6月期からは、既存ホームの増収増益が初期費用を吸収できるようになり、新たな成長局面に突入しました。

再掲になりますが、その後の業績と株価は好調です。

次の「株価大化け銘柄」を探すスクリーニング条件

今回のチャーム・ケアのケースのように、「成長ポテンシャルが高いものの一時的な費用で利益が出ていない企業」は、「利益の刈り取り局面」に入った時に株価が大きく上昇することになります。

もう一度、弐億貯男さん(@2okutameo)のブログ記事の引用を見てみましょう。

  • 増収増益銘柄はすでに株価的に妥当な水準まで買われている銘柄も多い
  • 利益が低迷している銘柄であっても売上高が安定的に伸びている銘柄であれば、今回紹介したチャームケアのように利益があとからついてくるケースがある

ブログ記事「株価が大化けする銘柄の探し方」より引用

この記事を参考に、2期連続で「増収減益」が続いている上場10年以内の銘柄をスクリーニングしてみました。

2期連続の増収減益銘柄(上場10年以内)

その結果、22社がスクリーニング結果として挙がってきました。

(クリックで拡大)

ここから先は「売上高成長の持続性」と「利益回復のタイミング」を精査して、銘柄を絞り込んでいきます。

ここから先の絞り込みまではこの記事では書きませんが、以下のようなチェックポイントで選別していけばいいと思います。

  • 売上高が今後も継続して増加が見込まれる
  • 今の減益が一時的な要因で、今後どこかのタイミングで利益回復が見込まれる
  • 株価が低迷していて、今後の利益拡大を株価がまだ織り込んでいない

上記のスクリーニング結果には「3年株価上昇率」も含まれているので、このマイナスが大きい順番に上記のポイントをチェックしていけばいいと思います。

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